バガン遺跡群。マジ壮観 |
タイに住んでなかったら間違いなく言ってなかったであろうミャンマー。
友人がバガンの遺跡群の写真をinstagramに上げていたのを見て「こりゃ行かないと」と想ったのがキッカケ。
結論から言うと、バガンの遺跡は本当に素晴らしかった。
ヤンゴンのシュエダゴンパゴダも素晴らしかったけど、バガンの方が好き。
もう一つの感想としては、今まででお金の持ち方が一番難しかった国ということ。
これは、自分があまり発展途上国に行っていないだけかもしれないが、かなり印象的だった。
これから行ってみたいという人もいるかもしれないので、
旅のインフラ的なものを記録しておこうと思う。
通貨
現地通貨は「Kyat(チャット)」。
レートは大体、1ドル=1000チャットと考えればOK。
外貨調達 -現金両替-
ミャンマーに渡航する前に、事前にUSドルを用意しておいたほうが良い。
というのは、日本円は、ミャンマーではメジャーではない。USドルかユーロが主流。
空港では日本円も両替可能。
しかし、ヤンゴン市内に行ってしまうと日本円では両替できないところもあり不便が生じる。
外貨調達 -ATMでのキャッシング-
クレジットカードによるATMでのキャッシングを勧めているサイトもあり試してみた。
が、我々はどういうわけかATMに拒否され続け、結局キャッシングできなかった。
また、引き出したい金額を任意に入力できない。あらかじめATMで設定されたいくつかの金額から選択する。
最低キャッシング額が50,000チャットに設定されていた。少額のチャット入手には不向き。
いずれにせよ、日本円はメジャーではなく、キャッシングも機械任せになってしまうため、現金でピン札のUSドルを持っておくのが一番安全。
USドルを持つ際の注意点
ここで注意したいのが、USドルはピン札でないと受け取りを拒否される可能性が高いということ。
「そんなことないだろー」と思っていたが、折り目のついていただけの綺麗なドル札が本当に拒否された。しかも、かなり小綺麗なバーで。
こう書いてしまうとツッケンドンに返されてしまう印象だけど、そういうことではなく
「すみません、折り目の付いてない札はないですか?」
的なやんわりとした拒否をされる。
場所によるのかもしれないが、ピン札がベター。財布にしまう際も注意しておきたい。
USドルはそのまま使える?クレジットカードは?
USドルがそのまま使える店もある。しかし、高級な店かオシャレな風貌の店、もしくはホテルに限られている。数はあまり多くない。
また、クレジットカードが使える店も先述の店に限られる。ローカルな場所を旅したいのであれば、クレジットカードはまず使えないと考えて良い。カードを使いたい場合は事前にカード使用可否を確認しておく必要あり。
モバイル通信環境の確保 -プリペイドSIMを購入
旅先でスマホをいじり倒すことはその場所の景色を見逃す機会が増えてしまうわけだが、Googleマップが使えるか使えないかで、旅の効率は大幅に変わる。
そのため通信手段を確保することに対しての優先度はとても高く設定している。
Pocket Wi-Fiのレンタルサービスを借りるのも手だし、事前に準備ができてラクなのだが、現地にプリペイドSIMがある国であれば、SIMを購入することにしている。単純にスマホでダイレクトに通信できたほうがすぐに使えるし便利。ポケットWi-Fiの電池も気にしなくて良い。
そうしているうちに、現地のプリペイドSIMを購入するのは一つの趣味と化した。
現地のSIMを使用すると購入方法や価格、通信速度などから、その国の通信事情を把握できる。別に把握する必要はないのだけど、これは趣味。奥さんにも了解を頂き、購入の時間を割かせてもらっている。
幸い、去年からミャンマーもプリペイドSIMを取り扱っているとの嬉しい情報あり。
購入方法
到着ゲートを出て無数のタクシーの勧誘を抜けると、通信キャリアのブースが並んでいるので、見つけることはとても簡単。事前Google調査の結果、3〜4社あるうち最も使い勝手の良いと書かれていたOoredooを購入。
プリペイドSIMの外箱。文字化けしているかのようなビルマ語が旅行感を高める |
意外だったのはNano SIMが売っていたこと。
発展途上国の場合、プリペイドSIMは売っていてもサイズがmicro SIMまでの場合が多く、
SIMカッターを使ってサイズ調整する風景をよく見かける。プリペイドSIMの取り扱い自体が新しいから、はじめからnano SIMの生産が行われていたのかもしれない。
<価格>
- SIMカード代=1,000 kyat
- 500MB分のネットワーク用トップアップ=4,500 kyat
ドルかクレジットカードで買おうとしたら、「チャット現金払い専用だよ」と言われたため、現地通貨での現金必須。
モバイルネットを開通させる
SIMを購入した後、SMSによるアクティベートが必要。
ビルマ語は解読が非常に困難なため、店員に電話を渡してしまうのが良い。
iPhoneを手渡したところ、高速タイピングで手際よくサササッと手続きを終えてくれた。その場でネット使用可否を確認(発展途上国はこれが重要)し、問題ないことを互いに整合。
店「今は+500MBのボーナス付きだよ」
俺「ってことは、1GB使えるんだよね?」
店「いや、500MB+500MBだよ」
というよくわからないやりとりを終えて、店を後にする。結局、600円くらいで合計1GB使えることになった。
通信速度
速度テストの結果、ヤンゴン市内は安定して下り3Mbps、上り1Mbps弱。
ヤンゴン市内の通信テスト結果 |
発展途上国でこの速度はまずまずといったところだろう。時々通信が途切れるけど、ストレスになるものではない。
使用可能エリア
ヤンゴンではどこでも問題なく使えたが、バガンでは屋外でもギリギリ使えるか使えないか、といったところ。建物の中に入るとほぼNG。
Wi-Fiはあるか?
ヤンゴンは、中心地に行くとおしゃれな風貌のカフェもチラホラある。オシャレな風貌のカフェには、フリーWi-Fiがあるとこも高い。
店員に「Wi-Fiあります?」と聞いてみると良い。
場所によると思うが、我々が使用できたWi-Fiはどれも激遅。
上り下りともに0.1Mbps以下くらいだったかな。速度テストが立ち上がるかどうか、といった所。
「今月の支払いしてないからすごく遅くなってるんだ、ごめんね」なんて店もあり、なんかホッコリ。
まぁ、そんな環境でもLINEのテキストのやりとり程度には不自由しない。
ということは、グループで旅行しても別行動ができる。
プリペイドSIMが無くとも、連絡をとりあう時間を決めてカフェを探し、互いに連絡を取れば良い。
連絡する時間が近づいたらカフェに入って暑さやスコールを凌ぎ、休憩がてらフリーWi-Fiを使ってLINEで連絡をとりあって待ち合わせ場所を決める、なんて使い方も可能。ヤンゴン中心地であればカフェは容易に見つかる。
次回記事では、交通事情について触れようと思う。
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