経験上、遅刻をしないひとはしないけど、する人はかなりの確率で常習性がある。
遅刻は、本当にタチが悪い。
しかも、タイミングを図ったかのように、遅れられない案件の時にこそ力を発揮してくる。
最初に体験した遅刻は、赴任したばかりの休日のゴルフの日だった。
朝、駐車場の車の前にいるはずの運転手が、いない。
今でこそ「あー遅刻だなこりゃこねーわ」と思えてすぐに切り替えられるのだが、
当時の私はまだ「信じる」事をやめていなかった。
待ち合わせ時間を15分、20分過ぎたところで初めて電話するが、出ない。
やばい、間に合わないと思い、同じアパートに住んでいた先輩の車に乗せてもらうい事なきを得た。
ゴルフ場に向かう途中、運転手から電話が。
運転手「あsぇkら:;lk:あ;lskd:あ;lskdf:;あ」
↑赴任した当時なのでこう聞こえた。全くタイ語がわからない。
どうにもこうにも話が進まないことに業を煮やし、運転手が電話を切った。
数分後、日本語のできるタイ人スタッフから電話が。
スタッフ「彼は寝坊しました。今から行くと言っています」
私「もうゴルフ場に向かってるから今日は来なくていいと伝えて」
スタッフ「わかりました」
電話を切った数分後、SMSが届いた。運転手からだった。
先の記事の通り、運転手は英語もできない。
SMSもタイ語で送られてきた。
もちろん、当時の私はタイ語が一切読めない。
そこで、Google翻訳を使って解読したところ、こんな訳が。
BOSSて・・・
これが、BOSSと呼ばれる始まりであった。
今まで運転手が何度となく変わってきたが、
「私の事をBOSSと呼ぶ運転手には問題児が多い」という統計を得た。
そのため、運転手が変わるごとにBOSSと呼ばれないかどうかが運試しとなっている。
ちなみに、このSMSを送ってきた運転手、
翌日も無断欠勤。そして、そのまま会うことは無かった。
変わりゆく運転手とのコミュニケーション奮闘記の始まりであった。
ちなみに今は少しタイ語が読めるのだけど、改めて読んだら
「申し訳ありません」じゃなくて「ごめん 」しか書いてねーわ。笑
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